2012 vol.3 特別講義・京都会場のお知らせ

京都造形芸術大学通信教育部ランドスケープデザインコースでは、一般の方にも無料で受講いただける特別公開講義を開講しております。今回は2012.vol.3特別講義、京都会場のご案内です。ご参加いただけましたら幸いです。

◆◆ 京都会場 ◆◆

「京都盆地の森の移り変わり-氷河期から現在まで」

講師
高原光氏(京都府立大学生命環境科学研究科 生命環境学部森林科学科 教授)
進行
高梨武彦(京都造形芸術大学 教授)
講義概要

過去数百万年の間、地球上には寒い時代(氷河期)と暖かい時代(間氷期)が交互に訪れ、気候が周期的に移り変わってきました。現在、分布している森林は、この氷河期と間氷期の繰り返しに対して、変化してきたものです。

さらに、約1 万年前以降、人類の活動が活発化してからは、その影響が森林植生に及んで、現在に至っています。現在は温暖な間氷期にあたりますが、この温暖期に人間活動の影響による地球温暖化が進行し、将来の地球環境の悪化が心配されています。

京都盆地を取り囲む森林は、特に平安京が造営されて以来、人口の集中する地域として、人間活動の影響を強く受けてきました。本来の植生である照葉樹林から、大きくアカマツ林、禿げ山へと変化してきた植生が、過去数十年間に再び、シイノキを中心とする照葉樹林へと変化してきたことが明らかになってきました。

この講義では、堆積物中の化石花粉の分析、絵図の解析、空中写真の解析など様々な方法によって解明されたこのような森林の変化と人との関係を紹介します。

日時
11月 3日(土・祝)18:30~20:00
会場
京都瓜生山キャンパス至誠館 S11教室

【高原光氏プロフィール】

高原光氏
高原光氏

1954 年京都府生まれ。花粉分析、微粒炭分析などの手法を用いて、シベリア、東アジアの植生史を研究している。 主な著書に『図説日本列島植生史』(共著、朝倉書店)、『生態学事典』(共著、共立出版)、『古都の森を守り活かす』(共著、京都大学学術出版会)、『大台ヶ原の自然誌』(共著、東海大学出版会)、『地球環境学事典』(共著、総合地球環境学研究所 編)、『日本列島の三万五千年−人と自然の環境史6 環境史をとらえる技法』 (共著、湯本貴和編、文一総合出版)など。

京都府立大学 教授 高原光氏
http://eureka.kpu.ac.jp/~takahara/index.html

【京都会場アクセス】

京都造形芸術大学 京都・瓜生山キャンパス 交通アクセス
http://www.kyoto-art.ac.jp/other/access.html